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2008年7月 8日 (火)

ヒルコはカオナシ

千と千尋の神隠』しのカオナシはヒルコのわかりやすい象徴だ。本体だけだとただの寂しがりのかまってちゃんで、「あ…あ…」としかしゃべれない。だから声を手に入れようと見境なく他人を金で買収する。買収された人はカオナシに飲み込まれてしまう。そしてカオナシは飲み込んだ人の声帯を利用して声を得る。しかし同時に飲み込んだ人の欲望が肥大化・暴走し、まさに化け物になってしまう。

経済発展を至上目標に、あたかも止まったら死んでしまうサメのように、決して後ろを振り返ることなく、ただひたすら前だけを見て邁進し続けてきた現在の文明も、ある意味カオナシといえるかもしれない。

ちなみに欲望は言霊【ウ】(『古事記と言霊』では。わたしの見方はまた多少違います)で、惑星は金星。お金には本来、色はついていない。無色透明な存在である。どんな色をつけるも、使う人しだいってわけだね。金を愛に変える魔法だって、本当は人間は持っているはずなんだけどね。地上における至上の愛の色は、金色萌黄色ァィ。【参照:色と音と数の法則

どうでもいいけど、ヒロインの千尋は美少女じゃなくて、その辺にいるようなちょっと不細工な少女ですよね。むしろハクが美少年なのだな。本体は白龍で、琥珀川の神様だったね。

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