映画『ライラの冒険』を観る
ケイト・ブッシュがエンディングテーマ曲を歌っている『ライラの冒険 -黄金の羅針盤-』(2007,USA)を観た。
魂が動物の形(ダイモン)で常に寄り添っているという設定が面白いと思った。わたしがすぐに人を動物に例えてしまうのに似ているな。(だって本当にそう見えてしまうんだものw失礼かなぁと思いつつ。でもぜんぜん悪意はないから!ねこだいすき)
原作の小説は3部作からなり、作者フィリップ・プルマンはイギリスの児童文学作家。人間(特に子供)の自由意志の獲得をテーマにした作品で、高い評価の一方で、一部の、特にアメリカのキリスト教団体から抗議を受けているそう。異端であるグノーシス主義を彷彿させることがその理由であるようです。
アメリカでの反応↓
「作品中の教会がカトリック教会を彷彿とさせる上に、聖職者が狂信的な敵として常に否定的に描かれている」と主張して、「反キリスト教的」「反カトリック」あるいは「子供に無神論を教え込むための作品」だと抗議している。
2007年12月の映画公開前には、チェーンメールなどの手法により、「団体の主張するところの無神論者」による原作および映画化作品のボイコットを求める運動を展開した。(Wikipediaより)
この強迫神経症こそがアメリカのキリスト狂信者の鑑。
ヨーロッパでの反応↓
その一方で、ヨーロッパでは大きな議論を呼ぶこともなく、イギリス聖公会のウィリアムズ・カンタベリー大主教やスコットランド教会などからは、プルマンの主張は、宗教組織の教条主義や、宗教による抑圧に対する批判であり、キリスト教やその他の宗教そのものに対する批判ではないとの擁護もある。(Wikipediaより)
さすがイギリス人は大人だ。ほっとする。
映画化される際、キリスト教信者によるボイコット運動なんかも起こったそうですが、それは映画の制作国であるアメリカにおいてのみであり、ヨーロッパでは小説共々良好な反応だそう。特に原作者の国であるイギリスでは『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』を超える動員数があったようです。
映画も原作通り3部作の予定だったはずが、本国アメリカで失敗だったせいか、資金不足で2作目以降の制作は無期凍結に追い込まれたそう。本当にそれだけの理由なのかは謎ですが。
アメリカとヨーロッパの確執のようなものを感じられるのは気のせい?つか、あべこべ?カトリックの本拠地はヨーロッパなんですがぁ。アメリカ人は一体どこへ向かっているのか。
そしてこれがエンディングに流れるケイトの歌。
Kate Bush - Lyra
声がなんか違う。最初は特にわかりにくい。サントラの他の収録曲と合わせるためにイコライズ(平均化)されているからとかいう話を小耳に挟んだ。でもよく聴くとやっぱりケイトだ。
歌詞はとてもシンプルで、いかにも子供向けという感じ。いい曲だとは思うんだけど…うーん…。なんとなく教会音楽を聴くような退屈感がないですか。それでもじっくり聴くとやっぱりケイトらしい複雑さ(及び中毒性もw)があるのですが、なんかこう、グノーシス主義というよりむしろ教条主義的(つまりカトリック的)なものを感じ取ってしまうのですが。ホントにケイトって不思議だわ。脳内にあべこべ魔神が住んでないか。
むしろグノーシス主義者を古くからの権威へ懐柔してしまうかのような?それともその逆で古くからの権威をグノーシス主義者が取り込んだのか?うーん、なんというか、言い表すのがむずかしいっす。
続く。
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コメント
宗教団体がどうのこうのっていう反応について、僕は怒り大爆発です。
宗教団体がどうだとか、いろいろバッシングされている。だけど、ぶっちゃけ、お話じゃん! 物語じゃん! 叩かないでよ! バッシングしないでよ!
これだから宗教団体って!
早く続編やってください。
僕に力があれば、この映画に圧力をかけている宗教団体に圧倒的な圧力をかけてやるんだけどな。
教会が悪者? そんな映画いくらでもあんだろ!!!
リチャーズがかわいそうだ。
あんなにライラやりたがって、やっとできたのに。
同じ信者として、こなんのありかよって!
僕だって教会行ってますよ! だけど、映画で教会や聖職者が悪者にされたからって「別に」ですよ!
まぁ、これ以上熱くなるのはここに申し訳ないので、後は僕のブログで熱く語ります。
とにかく、チェーンメールで脅した野郎に抗議する!
投稿: ライラ命 | 2009年1月 2日 (金) 07時42分
リチャーズって、ライラ役のダコタちゃんか。魅力的な子ですね。
まさにライラを演じるために生まれてきたかのような。
監督の一目惚れだったらしいね。
ただ、続編やる頃には何歳だろう?という心配もあり。
子供は身長がどんどん伸びちゃうからね。
13歳ですでに160cmだもんなぁ…
179cm(!)のニコール・キッドマンの隣ではさすがに小さく見えたけどw
よろしかったらライラ命さんのブログも教えてくださいね。
投稿: みけ | 2009年1月 2日 (金) 10時22分
まず最初に、昨日は取り乱して熱くなってしまい、申し訳ございませんでした。僕のヤフーブログを貼りました。そこでは、読売丸と名乗っています。
主に、シルクロードオンラインというゲームに関して多く語り、ライラの冒険については語っていないのですが…。これから、ドンドンバシバシ語っていきんですよ。
ダコタ・ブルー・リチャーズ、彼女は9歳の頃から原作に触れ、自分は絶対この役がやりたい!と望んでいたんです。そして、ようやくつかんだ夢、1万5千人を勝ち抜いて勝ち取った夢。だから、最後までやり遂げないとダメなんです。
今年の4月には15歳になります。ライラの設定は12歳ですから、黄色信号かもしれませんね。身長だってかなり高いです。(ニコールさんの隣ではかなり小さく見えますが)ライラは彼女の夢、人生そのものなんです。
お恥ずかしながら、僕がライラの冒険の小説と映画に出会ったのは2008年秋。つまり、彼女が日本に来たことも、映画が上映されたことも気づかなかったんです。なのに、何かファン気取って。やるせない気持ちですね。
まぁ、後はブログで語るとします。
投稿: ライラ命 | 2009年1月 3日 (土) 07時49分
あっ、そうそう。言い忘れていましたが、この記事内にあるライラのED、何度も視聴させてもらっています。けっこうないもんですから。感動ですよ。
また映画見たくなってきました。
字幕なしで見てみようかな? もいろん、チンプンカンプンですよ。違うんです。ライラの声そのものを聞くんですよ。
投稿: ライラ命 | 2009年1月 3日 (土) 07時52分
ダコタちゃんもう15歳か!12歳の役はちょっときびしいかもね。
はまり役だっただけに残念。
映画も尻切れトンボで終わってるから
続編は作ってほしいなぁあとはわたしも思いますが。
わたしは映画を見て原作に興味を持ち、さっそく原作3部作を購入、
ついでにというわけじゃないけど、映画のDVDも買っちゃった。
もう一度じっくり見てみよう。テンポ速くて見逃したシーンとかもあるからね。
投稿: みけ | 2009年1月 3日 (土) 13時12分
僕は映画を見る前に小説を読みました。現在、3作目の『琥珀の望遠鏡 上』です。
小説を読んでいて、ライラという子をイメージしたのですが、まさに自分が描いていたライラとリチャーズがピッタリ!なんですよ。だから、彼女以外に考えられません。ギリギリ、16歳ぐらいまではできるかな? いや、絶対彼女じゃないとダメなんです。
でも、こういうのはどうなるんでしょうね。役者が変わってしまうとこことが、やはりあるんでしょうか? ホームアローン3のときは、確かに違ってましたが…。
もし、続編のライラがダコタ・ブルー・リチャーズじゃなかったら、僕はかなりショックです。ハマっていただけに。ライラは、彼女の夢なのに! せっかくできたのに。9歳のときから…。あっ、失礼。また、トランス状態になるところでしたね。では。
投稿: ライラ命 | 2009年1月 3日 (土) 16時43分
度々の書き込み、どうかお許しください。自分のブログで熱く語れば良いのに…。すみませんつい。
ええと、リチャーズが成長していくことはもちろん、監督はじめ、映画会社の皆さんは分かってるんでしょうね。こんなこと、確認するまでもないと思いますが。
こんなこと、考えたくありませんが、もし仮に、ライラをはずされたとしたら、彼女、折れてしまわないだろうかと心配になります。ライラに全てを込めていただけに。まぁ、彼女はそんなことないと思いますが。
3部作最後まで、彼女にやらせてあげたい。
投稿: ライラ命 | 2009年1月 3日 (土) 17時21分
トランス状態ですかぁ、なんかわかる気がする。
ダコタ・ブルー・リチャーズにはどこかケイト・ブッシュを思わせる眼力がある。幼いながら知性を感じさせるところがまたいい。
ライラの続編をやるかやらないかに関わらず、いい女優になるだろうね。それは間違いない。
…と思ったら、女優業続ける気はないみたいよ。こんなの見つけた。
ダコタ・ブルー・リチャーズ、将来の夢は先生
http://ncr2.net/2007125929.php
リチャーズは、「ダニエルやニコールみたいに成功できたらいいと思うけど、私は演技に専念したくはないの。小学校の臨時教師になりたいのよ」と語っている。
うむ、賢い子だw
投稿: みけ | 2009年1月 3日 (土) 21時32分
なるほど。2007年末にはそんなことが。
真面目に涙が出ました。続編やるやらないに関わらず、でも、もったいないなぁ。せっかくオーディションの激戦を勝ち抜いたのに。負けていった子達もガックリだろうな。
絶対女優がピッタリだと思うんだけどなぁ。
まぁ、続編問題に突入する前だから、僕は怒れない。これが、最近のものであれば、このゴタゴたですっかり諦めてしまったのかと思ったんだけど。彼女の意志なんだから。でも、15000人の中から。あぁ。
これが本心なら、なおさら、3部作やらせてあげたい。
お願いします。
投稿: ライラ命 | 2009年1月 4日 (日) 00時19分
すごく複雑な気持ちなんです。
もったいないなという気持ちもあれば、彼女の考えなんだからという気持ちまもあり、すごくやるせないんです。明日から仕事始めだというのに。
実は、振られてズタズタになったわけじゃありませんが、日本の女性に少々ガッカリしているんです。若者に…かな?純粋な人を見つけるのは“砂漠の中で、コンタクトレンズを見つけるのと同じ”なんだと。
そして、ライラの冒険に出会いました。すごくカッコいい女の子(リチャーズは女性と言っても良い)がいました。感動です。彼女がコンタクトレンズなのかと言えば、そんなこと分かりません。心の柱にしたんです。
投稿: ライラ命 | 2009年1月 4日 (日) 15時38分
とにかく、映画関係者や監督がどう思っているか知りたいですね。続編の制作を頭に入れているのか、制作するとしたら彼女、ダコタ・ブルー・リチャーズを採用するのか、はっきりしてほしいです。
もし、制作しない、あるいは、彼女を採用しないという結果になったら、ガッカリするでしょうね。僕も。
ライラは彼女の夢なんです。9歳の頃から原作を読み、ライラがやりたいって、ずっと思ってきたんです。それがどれほどのものか、僕は痛いほど分かっているつもりです。彼女が来日したのも気づかなかった分際で、こんなこと言うのは絶対おかしいですが、その思いは分かります。
自分のブログでもないのに、何かワァ~と書きまくってすみません。この件になると、夢中になってしまって。
投稿: ライラ命 | 2009年1月 4日 (日) 15時43分