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2011年7月 7日 (木)

ベロニカと大仏少女

最近また元おニャン子で気になる子がでてきました。吉沢秋絵ちゃんです。『スケバン刑事Ⅱ』の主題歌と、主人公の麻宮サキの片腕・矢島雪乃役をやってました。

しかし、ちょっぴり太りすぎの垢抜けない容姿と、古くさい曲と、稚拙な歌唱力が祟ったのか、芸能活動はほとんど鳴かず飛ばずで、そのままフェードアウトしたようです。

こんな動画を発見。

河合その子&吉沢秋絵

なぜかカメラの故障でなかなか写らないその子ちゃん、そして秋絵ちゃんの背後にぬっと現れる大仏。思わず「うわぁ((((;゚Д゚))))」と声上げちゃいました。

この場面には太鼓のドロドロ音が似合う。あるいはドラクエの「呪い」の音。歌のトップテン第一回を祝福って感じじゃないだろうこれはwなんかすっごいシュールだと思った。

でも、それこそが、わたしが秋絵ちゃんを特に評価できると思うところであり、その並々ならぬ負のパワーというのか、怨念のようなものを強く感じるところなんだよね。滅びゆく昭和アイドルの怨念を背負って、おニャン子に組み込まれた、パズルのピースなのかも。

こういう怨念パワーを上手に自分の中に取り込めたらどんなにいいだろうと、わたしは逆に、憧れに近いような気持ちを抱いてしまいます。

丑の刻詣りとか、お百度詣りとか、そういう和製ホラーって一番怖くないですか?そういう「怖い」ものを取り込んで、強くなりたいと思うからかもしれない。やっぱりこれからの女子は怨念力だよ!

というわけで調べてみたら、『パリへ行きたい』という吉沢秋絵のアルバムがあるようだ。大仏少女がなんで突然パリに行きたくなっちゃったのか(ドキドキ)と思いながらAmazonで試聴してみたところ、なかなかよさそうだったので、購入してみました。

なんといっても声ですよ。なんて少女らしい、純朴そのもののような声なんだろう。作った声じゃない、素のまんまというのがいい。それだけでもう、胸がきゅんっとなって癒されます。声の無垢さって、失ってしまったら、もう取り戻せないからね。本当に大切なものだよ。

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河合その子の場合は、最初からいきなり完成品(しかも2世代先の完成品)として、突如として我々の前に現れた。

昭和アイドルって、最初は垢抜けなくて泥臭い部分があって当然だったと思うけど、それが芸能界の水でどんどん磨かれてきれいになっていく。まるでプリンセスメーカーのように、理想の娘を「育てる」という醍醐味をファンも同時に味わっていたのではないでしょうか。

その子ちゃんは最初からそれがまったくなく、ファンが育てる余地などまるでなく、逆にファンが育てられたのではないでしょうか?ファンどころじゃないよ、芸能界全体が刺激を受けたのではないでしょうか。その子ちゃんは多くを語りませんが、その軋轢も、実際は相当にあったのだと思います。

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その子ちゃんの誕生日の花であるベロニカ(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)と、その花の語源となった聖者ベロニカについて、以前話をしたことがあります。以下、抜粋。

ベロニカという花は、群衆のあざけりの中、十字架を背負ってゴルゴタの丘を登っていくキリストに同情し、彼の額の血をベールでぬぐった聖女の名前にちなんだ花だという。(花の色は青紫だけどね)

ベロニカの花言葉は「貞操、忠実、人の良さ」

ベロニカ[Veronica]という名前は、[vera icona](真の像)が語源らしい。ということは、ベロニカこそが真のイコン、真の偶像、真のアイドルってことだよね。

うん、知ってた。

だって彼女は苦しむわたしに手を差し出してわたしに触れてくれたもの。みすぼらしいわたしから見たら、本当に、天界から来た人としか思えなかった。

その子ちゃんと、そしてまりがいたから、わたしはどんな辛い現実でも、乗り越えてこれたんだ。いや、乗り越えてすらいないかもしれないんだけど、少なくとも、自分の中の自尊心っていうのかな、そういうものを外部に売り渡すことなく、生きてこれたと思う。

そういうところも含め、その子ちゃんとコムデギャルソンはよく似ているんですよ。日本人の自尊心とアイデンティティ回復の作用があると思う。なんといってもドメスティック・ブランドでしょう!

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忘れてました、秋絵ちゃんの誕生日の象徴。美智子皇后と同じ誕生日(10/20)ですね。

吉沢秋絵【/】【蛋白石/麻】【赤い惑星の蛇】【孔雀

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