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2022年3月 6日 (日)

偉大なるシュメールの神、アヌ 2/4

<偉大なるシュメールの神、アヌ 1/4

 まず、地球の基本的な法則から始めなければならない。それは人間ひとりひとりに魂レベルで自由意志があり、生きているあいだはその力を使ってどんな現実も変えられるということだ。その視点でいえば、自分で選んだこと以外は起きないわけで、きみたちも現在のような状況を望んでいなければ、こうなっているはずがない。ここまでは共通の土台である。あとは、こちら側の話を分かちあうしかない。われわれは人間をできるだけコントロールして、利用できる状態におくことを好んでいる。従業員にできるだけ安い賃金を払って、そこから最大限の収益をあげようとする雇い主のようなものだ。地球にいるあいだに発見したのは、人間は死を怖れていたほうが、われわれの思うままに動かしやすいということだった。しかし、わたしは銀河連盟の評議会にどう説明したらいいだろう。人間に怖れを吹きこみすぎたので、互いに殺しあったあげく絶滅しそうだと?すばらしい報告だ!

 とにかく人間に怖れをいだかせれば、われわれの好きな方向に動かせると知ったのは、ずいぶん昔のことだ。それは啞然とするほど簡単だった。三〇年前われわれは、バターの代わりにマーガリンを食べて心臓病を予防しなさいと教えた。きみたちはマーガリンを食べ、心臓病は急速に増加した。われわれは最近になって。やはりマーガリンよりバターのほうがいいと訂正した。また一〇年前には太る原因は脂肪のとりすぎだと教え、あらゆる食品のラベルに脂肪量を表示させた。だれもがラベルを詳しく読んで脂肪の摂取を減らしたが、その後の一〇年間にアメリカ人の平均体重は一〇ポンドも増えてしまった。かえって太った者もいれば、極端にやせた者もいた。太った者はなにを食べても罪悪感をおぼえるために食べる量が増えたうえ、頭の中は食物の脂肪量のことでいっぱいだった。やせた者は神経質になり、それがエンジンを消耗させた。本当は思考が体重を左右すること、そして人体に摂取された脂肪は燃えやすい燃料であることに、うすうすでも気づいていた人間は千人にひとりほどしかいない。そのいっぽうで、一番やせた者のあいだでガンの罹患率が急上昇した。ガン細胞は脂肪細胞内で変換されるのに、元素のはたらきによる自然な燃焼メカニズムが妨げられたためだ。きみたちは死をあまりにも怖れるゆえ、寿命を一ヶ月でも延ばしたくて口車に乗せられてしまうのだ。

 死を怖れるのをやめないかぎり、破滅は避けられない。人間が死を怖れるように仕向けたのはわれわれである。地球に滞在するあいだは非常に老化が早いためで、きみたちの一年あたり三六〇〇歳も年をとる。わたしは過去四五万年にわたる数多くの訪問で年老い、疲れてしまった。われわれは恐怖にかられた存在であり、この怖れを理解したければ、地球にひたひたと満ちてくる恐怖を見るがいい。「網」がうまくかかってどんな悪事も好き放題にできてしまうので、われわれは自分の感情を人間に投影しすぎた。悪意をおびた冗談とおなじで、最初は面白いが、やりすぎると面白いどころではなくなる。きみたちはそろそろ目をさまし、われわれアヌンナキが地球を訪れるときだけでなく、軌道のどこにいても影響を与えていることに気づくべきだ。われわれはきみたちのマインドに埋め込まれた思考形態を通じて影響力をおよぼしている。これほどの長旅には資源がたっぷり必要だから、われわれはきみたちを刺激して、太陽がもう二度と昇らないかのように買いだめと備蓄に走らせてきた。しかし、もともと人間は持ち物がすくないほうが活動しやすく、ものを分かちあう共同体で暮らしたほうが幸せなのだ。成熟した恋人なら、愛する女性が旅に出ているあいだはきっと楽しんでいるだろうと想定し、彼女のことは一瞬も考えずにすごすように、きみたちもいまシンプルな生活の幸福を思い出す必要がある。

 秘密を胸におさめて自分だけのパワーの源として利用することを、きみたちの多くは知っている。したがって、われわれがシリウスの教師たちに委託された情報を完全にコントロールしてきた理由は明白だ。いま突然、わたしはこの知恵こそ人間を救う知恵だと悟ってしまった。長年にわたる恋愛をへて、相手の利益しか考えない境地に達したのだ。たとえ、自分を救ってくれると思ってしがみついてきたものを手放す結果になろうと……。だから、その知恵をきみたちと分かちあうつもりだ。知恵の共有こそがシリウス-プレアデス同盟の主眼である。プレアデスの女神とシリウスの錬金術師のなかでハートとマインドが結合したことにより、いま宇宙にどれほど畏怖すべきシフトが起きているか、きみたちにはとても想像できまい。

 銀河の政治学については、またのちほど話そう。いま現在、われわれはシリウス人に与えられた錬金術の秘密をたずさえて、ふたたび地球に向かっている。すでに白状したとおり、いざきみたちのシステムに到着してしまうと、必ずしも贈り物を最初に渡されたままの状態で届けようとするとはかぎらない。太陽系に近づくと、いつもそういう事態になる。宝物を運んで長旅をするうち、目的地で手放すのがいやになる気持ちはわかるだろう。錬金術には、みずからの霊魂を変容させることへの全面的な決意と取り組みが必要である。それによって、九次元にわたる宇宙の知恵を受けとるだけの炎が肉体にそなわる。きみたちは肉体をもっているのだから、なにも持つ必要はない。錬金術とは現在の瞬間においてのみ、とらえることができるものだ。

 シリウスの純粋なメッセージを受けとるには、いまのうちに、つまりニビルが地球にもっと近づく前に波長を合わせることだ。プレアデス人とシリウス人が同盟を結んだのはそれを手伝うためである。西暦一〇〇〇年から地球でシリウスの錬金術的波動が強まったことは、見ればすぐにわかる。その波動はヒルデガルト・フォン・ビンゲン、アルベルトゥス・マグヌス、マイスター・エックハルトなど、中世の芸術家や神秘家の多くの作品に浸透している。新しい年代でニビルがシリウスにもっとも接近した西暦一六〇〇年ごろは、メディチ家、ケプラー、パラケルスス、ボッティチェリ、フラ・アンジェリコ、ミケランジェロなど、おおぜいが活躍したルネッサンス全盛期にあたる。そこで告白したいことがある。わたしアヌは、偉大なめざめが展開する様子を見て、人間がみずからを解放してしまうかもしれない、という可能性にうろたえた。わが子に自分の権力を譲るつもりだといつも語っていながら、いざ年老いるとなかなか譲ろうとしない父親のように、わたしもなにひとつ手放せなかった。

 すでにバチカンの教皇制、封建制度、神聖王権、秘密結社などは確立されていたから、わたしが社会全体に恐怖をひとつまみ送り込むだけで、きみたちの自由観を始末するにじゅうぶんだった。ジョルダーノ・ブルーノは多数の次元と地球外文明について本を書いていたため、教皇は西暦一六〇〇年に彼を火刑に処した。これが科学と神学を分裂させ、もはや霊魂の存在は証明できなくなり、霊性は低脳のしるしとみなされるようになったのだ。ルネッサンス期には多くの偉大な音楽家や画家が、きみたち人間を多次元性にむけてひらこうとしていた。しかし、わたしが耳のひとつも切りとり、舌を一本か二本抜くだけで、きみたちは「芸術は人生を破滅させる」という結論を出した。錬金術を発見したヒーラーや天才は悪魔のレッテルを貼られ、多くは公衆の面前で火あぶりになった。

 しかし、いまこそルネッサンスの偉大な芸術家の多くが錬金術のコードをつかんでいたことに気づくべきである。その波動は物質界にもたらされた。彼らの作品には、一九八七年から二〇一二年までに地球全体の場を再構築するためのコードが含まれている。いま、どうするかが決定的に重要であり、ルネッサンスの偉大な芸術家たちは現在また肉体をもち、世界を美とエクスタシーで満たす態勢をととのえているのだ。きみたちはこのときを待っていた。何百万人ものティーンエイジャーがビンゲンのヒルデガルトの宗教歌曲やグレゴリオ聖歌を聴いているとは、驚きではないか。目をさませ、目をさませ!ニビルが錬金術の宝物をかかえてどんどん近づいてくると、人間は覚醒するかわりに神々を待ちうけかねない。きみ自身がミケランジェロかもしれない、フラ・アンジェリコかもしれないのに。しかし、きみたちは羊の群のように集められて黙示録的世界の到来を待ち、身を縮めて神々を迎えようとする可能性もある。

 黙示録的世界の到来はきみたちの領域の終わりであり、われわれの終わりでもある。そう、わたしは会社をつぶしてしまったことを悟り、株主にどういいわけしようかと思いあぐねる社長にすぎない。あるいは各国通貨が暴落してトイレットペーパー同然になっていくのを見ながら、NAFTA(北大西洋自由貿易地域)をだいなしにしてしまったと悟る合衆国大統領だ。事態はひとりの人間ではとうてい対処できない規模になりつつある。すると、どうなるだろうか。各個人がめざめるのだ。このアヌは銀河連盟に報告せざるをえなくなる前に、きみたちに真実を分かちあうためにやってきた。昔なら、社長は会社から金目のものを持ち出して南の島へ高飛びするところだが、もう逃げるべき南の島は存在しない。ニビルがきみたちの太陽系に近づくにつれ、わたしの欲望は活性化されてくる。宝物のありかにいよいよ近づくときのように、とにかく全部ひっつかんでしまいたい気分になる。わたしは豚のような貪欲さで知られているが、きみたちもおなじだ。近づくほど、わたしは太陽の光に目がくらむ。過去の経験からわかるのだが、そちらの領域に入ると思考があまり明晰でなくなってしまう。美しい裸の女を見ると男は目がくらんでしまうように。だから、人間が今すぐシリウスからの純粋な贈り物として錬金術をまるごとつかみとり、「アヌなんか、くそくらえ!」と叫んでくれることを願っている。

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出典:バーバラ・ハンド・クロウ著 高橋裕子 訳『プレアデス 銀河の夜明け』
第6章 ルシファーのジレンマとアヌの力
p.282「偉大なるシュメールの神、アヌ」より

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