テントウムシの七つの悲しみ
ビョークの誕生日の惑星と石と花、銀河の署名、ダイモンは次のようになっています。
ビョーク【地/冥】【橄欖石/銀杏】【白い宇宙の風】【天道虫】
まず目を引くのが、ダイモンの天道虫(テントウムシ)。これはとても珍しいダイモンです。というのも、テントウムシが出る条件というのは、星座にかかわらず、名前の画数の合計が11画であることだからです。
【参考リンク】
ダイモン判定ツール - あめのみくりや Lite -
判定はA~Zのアルファベットの表記で行います。ビョークの場合は正式名称はBjörkですが、ここは英語表記のBjorkで判定しています。この画数が11画なのです。
通常は姓名で判定しますので、11画に収まることは少ない。特に日本人の場合はローマ字で判定しますので、余計に画数が増えてしまい、日本語の姓名で11画に収まることはめったにないと思われます。
ビョークの場合はさらに、アイスランド人の名前の特殊性も関わってきます。アイスランドには、なんと、姓というものがないらしいんですよ。姓の代わりに、「○○(父親の名前)の娘」や「○○の息子」という父称というものを名前の前につけるそうです。(ちょっと部族っぽい?)
例えばビョークならビョーク・グズムンドッティル[Björk Guðmundsdóttir](グズムンドゥルの娘)となります。しかし、これは、姓とは違うものなので、判定では用いないことにしました。
「Björk」という名前で広く大衆に知られている上、これは正真正銘の本名で、芸名やあだ名ですらないわけです。ビョークは本当に生まれたときからテントウムシのダイモンを持っているというわけです。
テントウムシに関しては、以前も記事に起こしましたように、とても重要な意味を持つ昆虫です。うちの看板娘の三毛猫まりのダイモンでもあります。(猫も苗字がなくて名前だけだからね!)
このようにつながっていくから、おもしろいものです。
【関連記事】
あめのみくりや:天道虫とお天道様とミカエル
あめのみくりや:スペクトルの織物
◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆
上記記事の焼き直しになりますが、再度テントウムシについてのまとめ。
テントウムシとは、天道虫と書くように、お天道様=太陽と深く関わっている。特にナナホシテントウは可愛らしく、そのモチーフは女性や子供に大人気、虫界のアイドル。ラッキーアイテムとして、よく四つ葉のクローバーと共に描かれます。
古代エジプトで太陽の虫といえばスカラベ(フンコロガシ)。テントウムシと同じく甲虫であるが、そのイメージは天と地ほどの差がある。テントウムシがスターやアイドルなら、スカラベは縁の下の力持ち。
さらにスカラベについては、こちらの記事を。川久保玲さんについての記事です。
【関連記事】
あめのみくりや:芸術=再構築=禊祓
テントウムシとスカラベは、ミカエルとルシファーのように、実は表と裏の関係なのではないだろうか、というのが上記記事についての概要です。
テントウムシ=ミカエルには違和感がないのですが、スカラベ=ルシファーには自分でも完全に納得はできなくて、最後に疑問を書いているように、ここはやっぱりちょっと違ったみたい。
太陽を司る天使(熾天使)といえば、ミカエルと言われていたり、ウリエルと言われていたりします。特にウリエルは太陽の運行を司る天使と言われる。
上記のこともふまえてちょっと考えてみると、ミカエルは太陽光線(=テントウムシ)で、ウリエルが太陽の運行を司る天使(=スカラベ)なのではないだろうか。
太陽の運行…たいようのうんこう…たいようのうんこ…フンコロガシ…
とコトタマ的な語呂も合いますw
ウリエルが特化しているのは智恵です。エデンの園を追い出されて以来、人間は智恵によって一歩一歩苦難を乗り越えて生きていくのが宿命だ。その姿はまるでフンコロガシのよう。
わたしたち人間にはこの地上を楽園にする使命があるのだ。その地上に降り注ぐ天界のエッセンス、それこそが太陽光線。これなくして人間はおろか、どんな生命も生きてはいけない。
…ま、深海の生物はそんなこともないかもしれませんが…w
夜空を照らす月明かりは、ミカエルではなく…
多くの芸術家は、強烈な反面強い陰影も生み出す太陽の光より、オブラートがかかったような、コントラストの低い、優しい月の光のほうが好きかもしれませんね。
そういえばルシファーですが、昆虫だと螢(ホタル)になると思います。ホタルの発光成分はルシファーが語源のルシフェリンといいます。
蛍の光は夜空を照らす月光と似ています。太陽光と月光の関係こそが、ミカエルとルシファーの関係なのかもしれません。
◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆
テントウムシからだいぶ話がそれてきてしまいました。閑話休題。
西洋では、テントウムシ[ladybug](特にナナホシテントウ)は、聖母マリアの七つの悲しみを背負っているという言い伝えがあります。
過去記事で、わたしはナナホシテントウの赤地に黒い点を、太陽の黒点にたとえましたが、太陽黒点は、太陽の他の部分に比べ温度が低いので、暗く見えるのだそうです。
つまり、その部分だけ、光が翳っているわけですね。
光が翳る=すなわち、悲しみ。しかし、これも過去記事で何度か書きましたが、愛の語源とは、光が翳ることであり、それは悲しみのことなんだよ。
つまり、太陽の黒点とは、愛なんだ。
【関連記事】
あめのみくりや:愛という字は
あめのみくりや:at、鬱、愛はヒルコの音
テントウムシのダイモンを持つ人というのは、テントウムシと同じように、聖母マリアの七つの悲しみを背負っているのかもしれません。
最近のコメント