カテゴリー「hide」の15件の記事

2014年4月28日 (月)

Welcome to New World

前回は、「ルーシー現象」の説明の一環として、『多重人格探偵サイコ~雨宮一彦の帰還』のあらすじを紹介しました。ルーシー現象という言葉も、このドラマからお借りした便宜上のものです。

ルーシー現象とは、タナトス、つまり死の欲動を大規模に引き起こす力動、とでも考えればよいでしょうか。それをわかりやすく表現したヒントのような作品が『MPDサイコ』であったというわけです。

このドラマは2000年5月に放映されました。

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そして、ここからまたビョークの話題に戻るのですが、同じく、2000年5月に、ビョークの主演映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』がカンヌにて初公開されました。

Dancer in the Dark (2000) - Official Trailer

あらすじ。以下、Wikipediaから引用。

舞台はアメリカのある町。チェコからの移民セルマは息子と二人暮しをしていた。貧乏だが工場での労働は、友人に囲まれて日々楽しいものだった。だが彼女は先天性の病気で徐々に視力が失われつつあり、今年中には失明する運命にあった。息子もまた、彼女からの遺伝により13歳で手術をしなければいずれ失明してしまうため、必死で手術費用を貯めていた。

ここからはわたし個人の感想を交えながらの説明です。

その大切に貯めた手術費用を、信頼していた隣人に盗まれてしまうわけです。そして取り返しに行こうと思ったら逆に泥棒呼ばわりされ、返してほしかったら殺せと言われて、ほぼ不可抗力的に殺させられてしまうのです。強盗犯に仕立て上げられてしまったのです。

金を盗んだ隣人は、妻の浪費癖や生活に疲れ、実は自殺願望を持っていた。しかし警官である彼にとってはメンツは命よりも大切だったため、本当は自分が泥棒なのに、強盗の被害者としての死を選んだのです。目の見えないセルマはその犯人役に仕立て上げられてしまった。

そして裁判が始まり、隣人が金に困窮していた事実を、自分を陥れた相手であるにもかかわらず、二人だけの秘密だからとセルマは律儀に黙秘し続け、結局死刑になってしまいます。

息子の手術費用で弁護士を雇えとアドバイスする友人にも耳を傾けず、当初の悲願どおり、セルマは医者に手術費を預ける。

友人は「息子に必要なのは母親だ」と叫ぶが、セルマは「いいえ、目よ」と言い張って自分の命と引き替えに、息子に目の見える未来を授けるという目的を果たしたのだ。

そんなこんなで死刑執行の日、息子の手術が成功した旨を執行室で聞くセルマ。あとは何も心残りがないかのように、セルマは自分の心の、魂の拠り所であった歌を歌いながら、絞首刑に科せられるのです。

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という、まあ、どう考えても、いろいろとおかしな話なのですが。まずセルマの融通が利かなすぎる。死刑囚の息子なんて汚名を一生背負ったまま生きていかなければいけない息子さんがむしろ気の毒…

多くの方の疑問と同じように、やはり、セルマは息子のためというよりは、自分自身の美学を完成させるために、自分の意志を貫いたかのように思われます。

盲目というのは盲信のメタファーであり、盲信している人にとっては他者というものは存在せず、とにかく自分の内的世界だけなのですよね。

母親が自分の命と引き替えに、さらに死刑囚の汚名を着てまで息子に見せたかった未来とは、一体。息子の目には、未来がどのように写るのだろう。

むしろ、こんな世界壊しちゃえ~ってなりませんかね?(;^ω^)

視聴前にTwitterでこのように予想していたのですが、当たらずも遠からずという感じでしょうか。

というわけで、この映画もまた、タナトスの存在が色濃く感じられる映画なのです。

映像は色彩が抑えられ、カメラワークもわざとホームムービーのような不安定な感じに仕上げられており、ビョーク本人も美貌とはいえないルックス。映像の見た目の美しさというのはあまりないのですが、所々に入っているミュージカルシーンだけは大変切なく美しく、本当にそれだけが救いのような映画です。

すべては音楽のために。というわけなのでしょうか。

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ここからやっと本題。

ダンサー・イン・ザ・ダーク』と『MPDサイコ』の関連性について。

なんの関連性もないこの二つの映画、一つはカンヌ国際映画祭の最高賞を受賞した名作、一つは人々の記憶の墓場に埋もれたB級ホラーなんで、比較するのも失礼かもしれないけど、まあ、だからこそ、このブログの意義があるというか、誰もやらんことをやるんですw

この二つの作品に共通するのは、公開時期と、<目>と、タナトスと、主題歌のタイトル。ビョークのほうはNew World [新世界]、サイコのほうはStrange New World [奇妙な新世界]。挙げてみるとけっこうありますね。

Björk - New World (ending of Dancer in the Dark)


If living is seeing
I'm holding my breath
In wonder - I wonder
What happens next?
A new world, a new day
To see, see, see...

生きることが 見ることなら
かたずを呑んで 見守るわ
ああ 胸を躍らせて
次に何が起こるのか
新しい世界 新しい日々を
見届けるわ この目で…

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さらに、ビョークについて調べてみると、1996年に興味深い事件が発生しています。

ビョークの婚約報道にショックを受けた熱狂的なファンが、ビョークに爆弾を送りつけ、自分は自殺して、その一部始終をビデオに記録していたのです。本人は首尾よく自殺を成し遂げたが、爆弾のほうはビョークに届く前に警察が発見したとのこと。

当時の報道番組にそのビデオの一部が公開されており、現在でも視聴することができます。いわゆる海外の「キモヲタ」というやつでしょうか。やっぱり海外はスケールが違うね。

【参考リンク】
【ニコニコ動画】【基地外注意】ビョークのストーカーによる自殺実況ビデオ

そして興味深いのが、最近自殺実況って流行ってますが、自殺実況の元祖が、このビョークのストーカーなのではないでしょうか。

1996年ですから、1998年hideの自殺(謎の死)より前です。ここでhideの名前を出すからには、やっぱりこれもルーシー現象の一環であると、わたしは思っています。1998年から日本で若者の自殺率がうなぎ登りになっていることからも、それがわかります。

だからわたしはhideが元祖かと思ったのですが、それ以前にビョークの事件があったので、これも見過ごすことはできないと思いました。

もちろん、それ以前にもミュージシャンの自殺というものは昔からあります。カート・コバーン(1994年没)しかり。わたしは当時のことをあまりよく知らないのですが、アメリカではやはり後追い自殺等あったのでしょうか。

ここで言うルーシー現象、正式には、「ウェルテル現象」というものに近いかもしれません。ゲーテの『若きウェルテルの悩み』にちなんでいるそうです。

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わたしは何も、誰かを糾弾したいわけではありません。魅力的なものというのは、得てして、このような危険な吸引力を持つものだと、そのことをただ言いたかっただけです。

美に魅入られるのも、死に魅入られるのも似たようなもの。

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2013年7月16日 (火)

雀の兄弟とキャッツアイ

hideの追悼本を3冊読みました。TAIJIのと歯医者さんのと弟さんの。

中でもわたしが感動したのはTAIJIの本ですが、内容もさることながら、『JUNGLE』という未発表曲(TAIJIとHIDEの合作)のCDが付属していて、それは、わたしが置き忘れてきた「野生のしっぽ(ふるもっふる!)」を、15年もの時を超えて届けてくれたような、どんな言葉よりも嬉しいプレゼントでした。

歯医者さん(元サーベルタイガーのREM)と弟さんの本は、よりhideの身近にいる方々で、それだけhideの強いカリスマ性に薫陶されていたためか、かなり礼賛志向が強いです。身近な人に暴露本出されるどころか、死後も強く魅了し続ける力はすごいなと思います。

特に弟さん、本人によると、背中に大きくhideの法名(本文には戒名とありましたが、浄土真宗では法名ですよね)「秀徳院釋慈音」と、龍と観音の刺青が彫られているそうです。「hideの魂を継ぐ者」として…

これはちょっとただごとではないですよね。弟さん、別にやくざ者じゃないんでしょう?もちろんファッションTATTOOではないし、そこには凄絶な覚悟があると、わたしは見なします。そういうあたりはむしろ極道に近い感覚ですよね。

それでですね、弟さんの名前と生年月日が判明しているので、いつものように、誕生日の象徴とダイモンを何気なく調べてみました。そしたら興味深いことがわかりました。

松本裕士【/】【猫目石/チューリップ】【青い自己存在の猿】【

まず、ダイモンが兄と同じ【】。なんと、雀の兄弟だったんですね!ただでさえ雀のダイモンの人をあまり見かけないので、それが兄弟でそろうのは珍しいのでは。あと一羽そろって、「一羽でちゅん、二羽でちゅんちゅん、三羽そろえば牙をむく」のAAみたいになればおもしろいのに。

Kibawomuku450

何に対して牙を剥くのか!さあ~ねぇ~。とりあえずhideの死後肖像権について、YOSHIKIには牙を剥いたようですがw

そして弟さんの誕生日の石が猫目石キャッツアイ)。これもまた、ずいぶんなキーワードですね。

hideがファッションや舞台装置などで、目のモチーフにこだわっていたことはよく知られている。もちろん目の周りの隈取りメイクは欠かせないものだったし、目玉の指輪も常に身につけていたそうです。

目にこだわっていた本人ではなく、その弟にキャッツアイのキーワードが出てくるのもおもしろいものです。ちなみに誕生日の花のチューリップの花言葉は、「博愛」「永遠の愛」「名誉」、そして…「美しい瞳」です。

これらの事柄がどういう意味を持ってくるのかは、わたしにもよくわからないっていうか、まあ、判断は保留中というところです。

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誕生日の石と花、銀河の署名、ダイモンなどはこちらで調べられます。

【参考リンク】
誕生日の石と花・十三の月の暦 - あめのみくりや Lite -
ダイモン判定ツール - あめのみくりや Lite -

【関連記事】
あめのみくりや:X JAPANメンバーの誕生日の象徴
あめのみくりや:青い嵐と黄色い種

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2013年6月26日 (水)

築地本願寺とHIDE その2

前記事の続きです。

築地本願寺HIDE教そのものであると、わたしは大胆にも言い切ったわけですが、その根拠を、以下に書いていこうと思います。

まずは、築地本願寺というお寺の特殊性について、触れておこうと思います。築地本願寺は、パイプオルガンのあるお寺として知られています。わたしはこのことを初めて知ったとき、「…は?」と思いました。

【参考リンク】
築地のお寺でパイプオルガン

パイプオルガンについては以前も触れたと思うのですが、この楽器はキリスト教とは切っても切れない関係です。パイプオルガンは、キリスト教の歴史と共に歩んできた楽器といっても過言ではない。パイプオルガンは、キリスト教の魂そのものなんです。

【パイプオルガン関連記事】
あめのみくりや;最近聴いてる音楽その2:Il Paese Dei Balocchi

そのパイプオルガンが、浄土真宗のお寺にある。ミスマッチ、なんてもんじゃない。一体、ここはどこの宗教団体なのかを疑ってしまうレベル。パイプオルガンを設置してある広間は、写真を見る限り、教会の聖堂と大差ないように見えます。

この聖堂のように見受けられる場所で、パイプオルガンを演奏しながら聖歌を歌ったりするのでしょうか、まさかね(;^ω^)。でも、『小フーガト短調』などは演奏されているようです。パイプオルガンで演奏される曲の代表ですね。

バッハの曲はすべて神(もちろんキリスト教の唯一神)に捧げられている。『小フーガト短調 BWV578』は、X JAPANの『Rose of Pain』(YOSHIKI作曲)の冒頭で、そのままフレーズが使われていたり、Xファンにとってはなじみの深い曲です。YOSHIKIを通してバッハを知ったファンも多いかと思う。

この動画では実際にパイプオルガンでフーガト短調が冒頭でまるまる演奏されています。まだTAIJIがいる頃ですね。ベースラインが素晴らしい。ほかのみんなもすごいね、神演奏だ。わたしは特に9:24~あたりからのHIDEのギターフレーズが好きですね。CD音源と微妙にアレンジ違うような。

X JAPAN - ROSE OF PAIN (with ORCHESTRA)

バッハの曲がすべて神に捧げられているのと同じように、YOSHIKIの曲も、すべて神(仏教的にいえば鬼神)に捧げられていると考えることもできる。その鬼神とは、実はHIDEのことなのではないか?と、わたしは最近、疑うようになってきています。

HIDEは単なるYOSHIKIの子分のいちギタリストではなかったという衝撃の事実です。HIDEが散々YOSHIKIをおだてて祭り上げていた理由、実はあべこべだったんじゃないですかね?無意識に、自分のために曲を書かせていたとは考えられないか。

実際、HIDEがいなくなったYOSHIKIは、碌な作曲ができなくなっているようです。この事実をどう考えるか。

松本秀人本人ですら、たぶんまったく無自覚だったのだろう。Xの解散によってHIDEという足場を失い、自己を保ち続けることができなくなった。そして個人としてのhideを自らの手で消してしまった。それにより、HIDEは永遠のものになった。

わたしは仏教徒ではないけど、死んだ人というのは本当に尊いなと常日頃から思っています。弱肉強食で生き残った者が一番偉いんだ、なんて愚か者の考えることだと思います。もしかしたらこの世は幼稚園のようなもので、卒業した者から順に、旅立っていくのではないかな、なんて思ったりします。

わたしも早く卒業したい。でも今は、卒業制作頑張らなきゃって感じでしょうか。

話がそれましたが、次に、築地本願寺の外観についての特殊性。前記事にも引用した朝日新聞の記事では、このように説明されています。

ノートに託す心の交流 hideの死から10年(朝日新聞)より抜粋:

大通りから堀江さんと正門を入って、「古代インド仏教様式」の石の本堂に圧倒された。本堂に入ると喧噪(けんそう)が消える。パイプオルガンもあり、どこ かヨーロッパの教会のよう。98年5月2日にhideが急死した後、ここで通夜や告別式が営まれ、3万人ともいわれるファンが寺を取り巻いた。

果たして、インドなのかヨーロッパなのか、寺なのか教会なのか、仏教なのかキリスト教なのか、意味不明な建造物であることが窺い知れる。

Tsukiji_honganji

↑画像はWikimediaより

このビジュアル性、どこかの誰かとそっくりだとは思いませんか。そう、HIDEです。まるで築地本願寺が擬人化して出てきたような人じゃないですかね?まさに、「お寺と一体化」してるんです。

Tera06

↑お寺と一体化してる人

また、築地本願寺には、有翼の獅子をはじめ、たくさんの動物のオブジェがあることでも知られている。

【参考リンク】
浄土真宗本願寺派築地本願寺 築地本願寺にすむ動物たち

特にこのあたりは興味深いので、引用しておきます。

三畜評樹(象と猿と鳥が樹木の高さを評定するという仏教説話)では、鳥が一番小さく非力なのに、樹木の全体を見ることができるということになる。築地本願 寺の設計者であり、この鳥のイメージを描いた伊東忠太博士は西域探検の途上、砂漠の上をやすやすと飛び交う鳥たちを見て、うらやましさを覚えたことだろ う。

一番小さく非力なこそが、物事の全体像を見渡すことができる。うんうん、なるほどね。

余談ですが、X解散後のhideのソロ活動の名義であるhide with Spread Beaverで、hideは自分のことを「猛獣遣い」にたとえてたよね。Spread Beaverというのは、直訳では「ビーバーの開き」ですが、スラングで放送禁止用語です。一言でいえば「くぱぁ」って意味。

爽やかなJ-POPでヒットチャートに載りつつ、お茶の間に堂々と放送禁止用語を連呼させたかったのではないかと思われます。そういう人ですよね。大衆に媚びて売れる曲を作らないといけないジレンマと鬱憤をそのような形で解消していたのかもしれません。

また、遺作となってしまった3rdアルバム『Ja,Zoo』は、「日本」と「動物園」と掛け合わせた造語でした。HIDEにはぜひ、日本という動物園の猛獣遣いになっていただければ、大変面白いのではないかなと思ったりします。

次に、わたしがびっくり仰天・唖然としてしまった記事を紹介します。2006年12月22日の記事です。

【参考リンク】
「ピンクでもっと女性層も」,モトローラがM702iSの発売記念イベント
築地本願寺がピンクに染まった夜──モトローラの発売記念パーティはMOTO Style全開

とにかく、リンク先の写真を見てください。築地本願寺が、ラブホテルでも遠慮してやらないだろうと思われるほど下品なピンクにライトアップされています。内部もピンク・ピンク一色で、意味不明なダンサーたちが怪しく踊り、果ては、マグロの解体ショーまで行われている。

お寺という場でそういうことをするのは、信徒ではない普通の人の感覚ですら、ちょっと考えられないし、それはもはや築地本願寺が浄土真宗の皮を被ったなにかになっている証拠です。まるでこれは、サバト(魔女の宴会)のようではないか?そして、それはいかにもHIDEが好きそうなパフォーマンスではあるまいか。

HIDE(hide)のライブといえば、裸のお姉ちゃんたちが憑き物。いや、つきもの。画質悪いけど、すごい動画を発見したので貼っておきます。これ94年当時の歌番組で流したんですか、いやー、すごい時代だったんですねぇ。(←他人事)

hide performing "DICE" live on TV circa 1994

前記事で、hideだけを特別扱いするのはおかしいという疑問の記事を引用したけど、わたしが思うに、hide(HIDE)だけが特別扱いされているのではなく、まさしく特別なのである。

いくら人気ロックスターだからって、一宗教団体が宗旨に反してまで特定のお寺で祀ったりしませんよ。「築地本願寺はたまたまhideの葬儀の会場になっただけ」なのではなく、築地本願寺でなければならない、必然性あってのこと。HIDEを祀ることは築地本願寺にとっての本願であり、だからこそ、このような不思議な現象がまかり通ってしまうのだ。

…というのが、わたしの考えなんですが、どうでしょうか。

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2013年6月25日 (火)

築地本願寺とHIDE その1

今回は、まずはこの動画から。

BLUE BLOODの頃のHIDEYOSHIKIのインタビュー映像。舞台はなぜか金沢のお寺。

HIDEのインド風というか、あの独特のファッションとメイクがやたらとお寺とマッチしていて、「お寺と一体化してますね」「どうも、即神仏です」「インドの修行僧かと思いました」と、ノリのいい掛け合いが楽しい。

冒頭で「浄土真宗です」と自分で言ってたけど、これは松本家の宗派がということだろうか。葬儀が浄土真宗の築地本願寺で行われたということは、きっとそうなのだろうね。

その築地本願寺についてが、今回の主題です。

これは2008年の朝日新聞の記事ですが、抜粋します。

ノートに託す心の交流 hideの死から10年(朝日新聞)

 ロックバンド「X JAPAN」のギタリストだったhide(ヒデ)=本名・松本秀人さん=が33歳で命を絶って、5月で10年。あのとき黒い服の若者たちがあふれた東京・築地本願寺の一角で、今も「hideノート」が書きつがれている。その数、約120冊。静謐(せいひつ)な場所で、心の何かをノートに託し、あしたを生きる力を得て帰る。この心の作用に、宗教関係者は注目する。

~中略~

 hideノートは、告別式の翌日、悲嘆に暮れるファンに自分自身を見つめてもらおうと、寺を拠点にホスピス活動をする団体「浄土真宗東京ビハーラ」が置いた。本堂の隅の、紫の布で覆われた机に、最近の十数冊がある。

 本堂は本尊を拝む場所。故人を祭るのは宗旨に反するのでは? そう堀江さんが尋ねると、お寺の吉川孝介庶務部係長が答えた。「宗旨にも矛盾するし、初めはどうかなと。でも、この子たちは少なからずhideさんを縁に仏教に出会ったのですから」

浄土真宗では、先祖や故人の供養というものはしない。なぜなら人は死んだらすぐに仏になるからであって、間違っても、未成仏霊がこの世を怨めしそうにさまよっていたりなんてことはありえないし、そんなのは迷信だという教えであるから。

死者は仏になるから、現世で迷いの中で生きている人間より格が高いのであり、生者が死者に対して上から目線で供養なんておこがましいという考えでもある。死者を極楽浄土へ導くことができるのは、阿弥陀如来の本願によってのみであり、阿弥陀如来のみを信仰するので、一向宗ともいわれる。

そういうわけで、死者を祀っている「hideコーナー」というのは、本来は宗旨に反しているのである。しかしそれでも設置してあるというのは、この記事にもあるように、若い人たちが多く寺を訪れるようになってくれたから。つまり、hideの集客力というものに期待しているから。

こちらは同じ浄土真宗でも、本願寺派に対する批判のサイトです。

故人を祀る築地本願寺 築地本願寺の「hideノート」

浄土真宗の寺の本堂に、故人が祀られているのをみて、hideを訪ねてくる若者は一体どのように思うでしょうか。
「死んだhideは、寺にいて、ここに来れば会える」という感覚なのではないでしょうか。

 本堂と言えば、ご本尊がご安置され、仏法が語られる場所。決して故人に手を合わせる場所ではありません。
 それは「死んだ人間や動物の霊魂が、宮や社に鎮座している」という信仰で、仏教ではそれは鬼神信仰という迷信だと親鸞聖人は

かなしきかなやこのごろの
和国の道俗みなともに
外儀は仏教の姿にて
天地の鬼神を尊敬す

と、徹底的に批判されている教えです。

 寺の役員も「浄土真宗の教えに反する」と認めているとおりです。

鬼神信仰という言葉が出てきましたが、霊魂の存在というものは認めているんでしょうかね。あってもないようなもの、迷いの元みたいな感じで否定してるのかな。

人間の魂というものは、生と死の中間的な、あやふやな、曖昧な、そんな性質のものなのかもしれませんね。白黒はっきりとけじめをつけたい場合には、ないものとして扱ったほうが都合がいいんでしょうね。

さらにこちらのサイトは一周忌のもののようですが、一部抜粋。

「X-japan」 hideさんの1周忌

宗門の中には、築地別院に多くの若者が集まることから、その事実について過大な評価をする傾向もあるようである。本願寺派の僧侶の多くが、そのことに強い関心を持っていることからもうかがわれる。

~中略~

集まってくる若者の気持ちを受けとめることは大切である。しかし、hideさんだけを特別扱いするということはどうだろうか。なぜなら、築地別院で葬儀をした人はたくさんいるわけで、有名無名に限らず、みんな同じである。
また、hideさんはいわゆるカリスマ性をもったひとだったのだろう。評価のしかたによってはそのカリスマ性に同調することになっていきはしないか、極論を言えば、hideさん教になってはいないだろうか。

あくまでもフェアに論を進めるために、批判的な記事も敢えて掲載しました。「一歩間違えるとおかしなものになりかねない」まったくそのとおりだと思います。

さて、ここからはわたしの考えを書いていきます。端的に言えば、築地本願寺はHIDE教そのものであるというのが、わたしの(大胆な!)考察です。

引用だけで長くなってしまったので、いったんここで切ります。次からは持論を展開していきます。どうせ個人ブログです、大胆に行きましょうw

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2013年6月23日 (日)

WEEK ENDとガルーダまり

WEEK END』のPVを、最近になって初めてじっくり見たのですが、これもまた、いかにもHIDEらしい演出がなされていると思ったので、記述しておきます。

X JAPAN - WEEK END

このPVでは、メンバーひとりひとりがそれぞれの死を演じている。YOSHIKIは手首を切り、PATAは酔いつぶれて、TAIJIは女に撃たれて。HIDEは発狂死(後述)。

TOSHIだけは死なない。その理由は、「たとえビルから飛び降りてもむくりと起き上がりそうだから」らしい。つまり、体育会系のTOSHIには死を演じるのは似合わないってことだろうね。

全体的にめちゃくちゃ格好いい&美麗なビデオですが、その中でも特にHIDEのシーンは異彩を放っている。他のメンバーはみんな日常の延長という感じなんだけど、HIDEだけが非日常的。

鏡の部屋で狂気の笑いを浮かべながら鏡を割り続ける極彩色の男。無数に砕け散る鏡の破片は無数に砕け散った彼の姿を映し出し、それが彼をさらなる狂気に駆りたてる。

これだけ一人だけ異様な存在感を醸し出しているのに、当時のわたしにはHIDEが見えなかった。存在を把握できなかった。その輪郭を捉えきれなかった、というべきか。彼の中から流出する非日常は、周囲の背景を極彩色に染め上げた。

その背景の中で祭り上げられた、YOSHIKIの少女漫画的な「なんちゃって」感は、今思えば、一種の安全装置だったのだろうか。それに比べるとHIDEはどう見てもホンモノに見える。

なにかに似てると思ったら、この頃のHIDE、インドの神鳥ガルーダみたいだな。まるで、神話の中の生物のような非日常感がある。

ということで、ガルーダの参考画像のひとつでも貼ろうかと思ったのですが、イメージに合うフリー画像がなかなか見つからないので、落描きですが、自分で描いてみました。当ブログ的には、ここはやっぱり「まり」に出てきてもらわなきゃってことで、『ガルーダまり』。当ブログのコスプレ要員w

Garudamari

またリキッドインクONLYです。やたらとレイヤーだらけになって面倒なんだけど、なんか最近ハマってるので。

ということで、それをふまえて次の記事へつなげます。

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2013年5月30日 (木)

1998年5月13日

hideの遺作であり最大のヒット作である『ピンクスパイダー』と、the brilliant greenを一気にメジャーに押し上げた記念作『There will be love there -愛のある場所-』の発売日が同じ1998年5月13日であったことをご存じでしょうか。

当時の週間オリコンチャートをわかりやすくグラフにしてみました。これをどう見るか。

Oricon

My Little Loverの『DESTINY』もやはり同日発売だけど、初登場4位で、そこからはどんどん下がってるだけ。『There will be love there』は初登場14位なのに、驚異的な伸びでついに5週目で1位を獲得。

6月15日には連続発売の『ever free』も含めて、ブリグリがちょうどhideの遺作に挟まれる形で、2、3、4位と並んでいます。その翌週についに1位。まるでhideがブリグリを包み込んで押し上げたかのようにも見える。

hideの死と入れ替わるように、J-POP界に彗星のように現れたthe brilliant green。誰もそこをつなげて考える人はいないけど、わたしにはわかる。自分の中でつながってるから。

客観的に見ても、洋楽っぽさをJ-POPに取り入れてるところは似てますよね。とにかくお洒落!クール!カッコイイ!ってところも。(ただし松井さん脱退後のブリグリは以前とは変質してしまいました…)

これらの楽曲が今から15年も前の作品だなんて。今と比べてなんの遜色もないどころか、今どれだけJ-POP劣化してんだ!って嘆かわしくなりますよね。

hide - ピンクスパイダー

the brilliant green - There will be love there -愛のある場所- (LIVE)

この曲がブレイクした頃、Tommyはラジオで(あの独特の泥酔したような口調で)「もうCD買わないでください」って言ったって話は有名だけど、あれはどういう心理だったのだろう。たぶん本人ですらよくわかってなかったのかもしれないけどね。

もうひとつニアミス。the brilliant greenのデビューシングル『Bye Bye Mr. Mug』の発売日が1997年9月21日で、その翌日の9月22日X JAPANの解散記者会見の日でもありました。こういうあたりにも、なんだか明暗とか光と影のようなものを感じてしまいます。

作風はhideはアッパー系で、ブリグリは鬱系だけど。わたしは自分がhideを失ったことすら知らないままに、いつの間にかブリグリに癒されていた。そして15年の歳月を経て、はじめてhideと出会った。

これ書こうかどうしようか迷ったんだけど、いちおう書いとこう。Tommyのダイモンは本名なら【】なんだけど、Tommyだと【蜘蛛】、hideのダイモンは本名だと【】だけど、hideだと【】。ここに蜘蛛と蝶がそろった。

Tbgforeverkh9 あと、「ピンクの空」とか「ピンクの雲」とかはTommyがソロのほうで好んで使っているモチーフですね。

Forever to me -終わりなき悲しみ-』のジャケットのピンクの空と、そこに立ちはだかる壁というのが象徴的かも。あ、これブリグリだった。

まあ、そういうふうに、けっこう共通点ありますよねって話。私はどっちも本当に好きなんで!

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2013年5月29日 (水)

青い嵐と黄色い種

hideの銀河の署名の【青い嵐】について、少し補足的にまとめておきます。

松本秀人【/】【風信子石/石斛】【青い銀河の嵐】【】【
松本秀人☆【/】【紅玉髄/大飛燕草】【黄色い水晶の種

奇遇なことに、忌野清志郎の命日も5月2日です。銀河の署名も【青い嵐】だったりと、けっこう共通点がありそうなので、併記しておきます。

忌野清志郎【/】【紫水晶/都忘れ】【青い宇宙の嵐】【】【
忌野清志郎☆【/】【紅玉髄/大飛燕草】【青い惑星の嵐

ロッカーっぽいよね、【青い嵐】って。命日まで【青い嵐】だ。ロッカーとして生まれ、ロッカーとして死んでいったみたいな感じか。青い嵐は3の倍数なので不安定。

そう考えると、hideは命日が黄色い種なので、違うものになっているということだ。黄色は4の倍数で、とても安定した紋章です。さらに銀河の音が【12:水晶】だから、非常に安定していると言っていい。

命日の【黄色い種】については、以前、このブログでもけっこう取り上げたような気がいたします。該当する人物については、以下の通り。

川瀬智子【/】【黄玉/油菜】【黄色い銀河の種】【】【蜘蛛
小山田圭吾【/】【琥珀/七竈】【黄色い倍音の種】【】【

あっ、Tommyだとダイモンが【蜘蛛】だ。Corneliusだと【】。

そして、おニャン子クラブからはこの2名。(後期メンバーであと2名いますが、とりあえず)

高井麻巳子【/】【真珠/パフィオペディラム】【黄色い水晶の種】【大山猫
渡辺満里奈【/】【真珠/山百合】【黄色い月の種】【猩々

あ!なんだ、奥田さんも【青い嵐】じゃんか。なんか才能ある人多いね、嵐の人。

奥田俊作【/】【金剛石/葉薊】【青い電気の嵐】【

わたしの一番好きな漫画家も【青い嵐】だよ~。しかもジルコン。しかも虎。

冨樫義博【/】【風信子石/翁草】【青い磁気の嵐】【

【黄色い種・関連記事】
あめのみくりや:♥Wanna Be Your Idol♥
あめのみくりや:愛のあるところ
あめのみくりや:世界塔の満天星

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2013年5月28日 (火)

X JAPANメンバーの誕生日の象徴

また今回ちょっと脱線して、X JAPANのメンバー全員の誕生日の象徴も書いておきます。年齢順。意外なことに、HIDEが一番年上だったのですね。

ダイモンはひとつめが本名の場合、ふたつめが芸名の場合です。

凡例:
名前【干支/星座】【石/花】【銀河の署名】【ダイモン1】【ダイモン2】

HIDE
松本秀人【/】【風信子石/石斛】【青い銀河の嵐】【】【
松本秀人☆【/】【紅玉髄/大飛燕草】【黄色い水晶の種

PATA
石塚智昭【/】【翠玉/サフラン】【赤い太陽の蛇】【】【

YOSHIKI
林 佳樹【/】【黄玉/石蕗】【赤い水晶の竜】【】【

TOSHI
出山利三【/】【黒縞瑪瑙/数珠玉】【黄色い惑星の太陽】【】【大山猫

TAIJI
沢田泰司【/】【水晶/ユーストマ】【青い水晶の鷲】【雪豹】【大山猫
沢田泰司☆【/】【孔雀石/擬宝珠】【赤い惑星の蛇

HEATH
森江博【/】【瑠璃/苔】【白い水晶の魔法使い】【】【山鼬

SUGIZO
杉原有音【/】【真珠/蓮】【白いスペクトルの世界の橋渡し】【大山猫】【大山猫

◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆

YOSHIKIPATAの誕生日の象徴が非常に似通っています。干支【】、星座【】、紋章【赤い竜】と【赤い蛇】、ダイモン【】。

まるで台風の目のように周囲をどんどん巻き込んで壊していく性質のYOSHIKIの近くにいて、PATAだけがまるで安全圏にいるかのように無傷なのは、たぶんそのへんも関係しているのではないでしょうか。

ただ、台風の目ならHIDEの紋章の【青い嵐】のほうがそれっぽいのですが、どうなんでしょうね。【青い嵐】の紋章を持つ人は天才肌が多いです。【青い嵐】については、また別記事で取り上げます。

X_japan_dragon_artwork_slide YOSHIKIの銀河の署名の【赤い竜】、これはなんかもう、なるべくしてなってる感じの紋章ですよね。近年、Xのロゴマークに竜(龍かな?)が巻きついてますよね。

PATAの【赤い蛇】もそうなんですが、赤の紋章の人は生きることに貪欲で、性欲も生命力も強いです。

YOSHIKIの誕生日の花は、メインは石蕗(つわぶき)となっていますが、サブの花にはエストラゴン(タラゴン)があります。これはわたしが一番好きで、料理のときによく使ってるハーブなんですが、リトルドラゴンという意味です。アルテミシア属、アブサンの仲間です。

あと、PATAの誕生日の花のサフラン、これはお酒で記憶をなくすのを防ぐハーブといわれています。面白いですね、酒豪のPATA先生らしい。HIDEがこれを持っていれば!

TOSHIの誕生日の花の数珠玉は、いかにも宗教を思わせて、これも笑える。いや、笑えないのかw。

TOSHIの紋章は【黄色い太陽】。過去記事で赤い竜と太陽との関わりについて取り上げていました(ケイト・ブッシュ関連)。そこにTOSHIの名前も出してたわ。さっき自分で読み返してみて気付いた。

【赤い竜についての関連記事】
あめのみくりや:レッドドラゴン ~大いなる赤き竜と太陽を纏う女~
あめのみくりや:ドリームタイム

この記事を書いた頃は、わたしはHIDEのことをまるっきり知らないも同然で、まるでXがYOSHIKIとTOSHIの二人のバンドであるかのような認識の仕方をしています。今思えば無知をさらけ出すようなことも書いているかもしれません。

でも、今ならはっきりとわかる。ビジュアル面でもサウンド面でも、Xを裏から支えていたのはHIDEですよね。HIDEはインスピレーションの源泉そのもののような存在だったのかも…。原初の混沌の海のような。

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HIDEの誕生日の花である石斛(せっこく)については、また改めて別記事で取り上げます。意味としては、薬の神様である少彦名とか、升とかが関係している。

ざっと見てみても、ダイモンのネコ科率が高いですね。芸術家にはネコ科が多いのでそれも頷ける。HIDE(芸名)のダイモンの【】はスターとかアイドルのダイモンです。もちろんアーティストとしても奇才だったのですが、それ以上に本質はアイドルなんでしょうね。

そういえば、ピンクスパイダーでは、蜘蛛が蝶の翅をいただいちゃうわけですが、hideは自分自身が蜘蛛であり蝶だったのだろうと思う。それは自分自身がコマドリでありスズメであるというのと同じで。

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誕生日の石と花、銀河の署名、ダイモン等は、以下のページで調べられます。

【参考リンク】
誕生日の石と花・十三の月の暦 - あめのみくりや Lite -
ダイモン判定ツール - あめのみくりや Lite -

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2013年5月25日 (土)

青い薔薇とデルフィニウム

Bluerose 青い薔薇といえばサントリー、そしてYOSHIKIがまず思い思い浮かぶわけなんですが、いろいろと調べているうちに、YOSHIKIがやたらと青い薔薇にこだわりはじめる前から、HIDEの右腕には青い薔薇のTATTOOが入っていたらしいということがわかった。

それはHIDEがアメリカ滞在中に、ベースのTAIJIと一緒に彫ってもらったものらしい。HIDEが青いつぼみの薔薇、TAIJIが咲き誇る赤い薔薇。

HIDEの右腕のブルーローズを再現してみました。いいかげんだけど、大体こんな感じだったと思います。剣に青いつぼみの薔薇が巻きついている図。

以下、サントリーのサイトから引用します。

青いバラを作ろうという努力もされてきましたが、バラには多くの青い花に含まれる青色色素(デルフィニジン)を作る能力がないため、実現には至りませんでした。このため、Blue roseは、「不可能」の意味も持つほどです。

【参考リンク】
世界初!バイオテクノロジーで「青いバラ」の開発に成功! サントリーの研究開発

画像を見る限り、まだちょっと青いとは言えないと思う。青紫でも厳しい。普通に薄紫に見える。薄紫はピンクの仲間だから、まだ赤系だと思う。青い薔薇の開発に成功とは、まだちょっと言えないと思います。

まあ、それはいいとして、デルフィニジンという言葉が出てきていますが、これは青い花代表のデルフィニウム(大飛燕草/おおひえんそう)を語源としています。

そしてデルフィニウム[delphinium]はドルフィン[dolphin]、つまりイルカを語源としています。日本語では燕(ツバメ)だけど、英語ではイルカというわけですね。

キンポウゲ科の植物で、花といっても、これは厳密には萼です。キンポウゲ科の植物は大体そうです。花の代わりに、萼を花びらのように華やかに進化させている。

ハードディスク内にちょうどデルフィニウムの写真があったので貼っておきます。(左)きらとデルフィニウム、(右)くくるとデルフィニウム。2008年頃の写真です。

Dscn0374 Dscn0368

で、このデルフィニウムが、5月2日の花なんです。言わずとしれたhideの命日。

松本秀人【/】【風信子石/石斛】【青い銀河の嵐】【
松本秀人☆【/】【紅玉髄/大飛燕草】【黄色い水晶の種

関係ないけど、忌野清志郎も5月2日が命日なんですよね。なんだろね、ロッカーが死にやすい日なのかな。

逆に、5月2日が誕生日の人物を調べてみると、なんと秋元康。ええええええ(;´Д`)。 でも、ロッカーとオタクって正反対だから、生と死で正反対ってのも頷けるといえば頷ける。

秋元康【/】【紅玉髄/大飛燕草】【白い太陽の魔法使い】【ウィペット

今まで特に取り上げてませんでしたが、紅玉髄カーネリアン)は赤い色をしたカルセドニーの一種です。宝石とは呼べない安価な石ですが、パワーストーンとして人気があります。

カーネリアンには「」という意味があるらしい。たしかにマグロの赤身のような色をしています。わたしはこの石のことを子供の頃は「お刺身石」と呼んでいた。だっておいしそうなんだもんw。

誕生日の石と花が赤と青で正反対ですね。肉ときたら血だから、デルフィニウムは青い血[BLUE BLOOD]とも言えるのかも。そういえばデルフィニウムの語源であるイルカは、漢字で海豚と書きますね。青い血とはイルカの血なのか…?いや、実際は赤いですけどね。

デルフィニウムの花言葉は「高貴・清明・慈悲・あなたは幸福をふりまく」

あと、そういえば、工藤静香がはじめて自分で歌詞を書いた『Blue Rose』って歌がありましたが、あれは当然、当時交際していたYOSHIKIの影響だろうね。しかし、Xとおニャン子がここで微妙につながってくる。そのキーパーソンであることは間違いないだろうね。

工藤静香【/】【蛋白石/満天星】【白い倍音の世界の橋渡し】【

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2013年5月22日 (水)

Love Replicaと無言激

次に進む前に、XやHIDEについて、昔のことをもう少し書こうと思います。なにしろわたしの時はそのときから止まっていて、最近になってやっと再び動きだしたのだから。もう少し整理したいと思います。

Xの音楽は大好きだけど、メンバーのビジュアルについてはあまり興味がなく、テレビもあまり見ないので、ジャケ写以外ほとんど知識のなかったわたしの中で、HIDEのイメージってずっとこれだった。X JAPANの3rdアルバム『Jealousy』の歌詞カードの中の写真です。

Img_1784

もちろん赤い長髪のイメージも強かったんですが、彼の内面的なイメージはこんな感じだったんだと思う。わたしはずっとそう思っていたってことです。

この、まるでビニール袋をかぶって窒息プレイをしているかのような写真。彼の自殺報道を聞いたときも、脳裏を横切ったのはこの写真でした。心のどこかで「やっぱり…」という思いがあった。

わたしの中ではこの写真と、『Jealousy』収録のHIDEのインストゥルメンタル『Love Replica』が常にセットだった。どこかヨーロピアンで退廃的な香りの漂う傑作です。PVは最近初めて見ました。

この曲はHIDEらしいかHIDEらしくないかは、聴く人にとっては大きく意見が分かれるようです。わたしにとってはもちろん「非常にHIDEらしい」という感想です。むしろこの曲こそがHIDEの魂そのものでしょうという。

「ナルシシズムの中で窒息して死んでしまった謎の人」というのが、つい1ヶ月前までの、わたしのHIDEに対する認識のすべてでした。

だから、死後15年たってはじめてhideとしてのソロを聴いて、まったくイメージを覆されてびっくりしてしまいました。本当にいい意味で衝撃でした。

でも、『Jealousy』と同時進行で作られたHIDEの写真集『無言激』は、『Love Replica』と通ずるものがありますね。

ソロアルバムもよく聴き込んでみると、その原点が『無言激』にあることがわかる。『DICE』や『TELL ME』の歌詞の原型の詩も載ってたりします。

とゆーことはやっぱり、HIDEの原点は『Love Replica』にあるといっても差し支えないのではないだろうか。

やはり『Jealousy』収録のHIDEの曲『MISCAST』に、「無言劇だと知らずに喋り出すのは道化師の性か」って歌詞もあったね。これは誰のこと?自分のこと?

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